
はじめに
近年、私達の身辺には自動車等による大気環境の悪化や生活排水等による水質汚濁問題、開発に伴う自然環境の破壊、あるいはごみの多様化や量の増大、さらには地球環境間題等さまざまな環境間題が生じています。これらはすべて私達人間の生活・活動に起因するものです。
これらの環境問題を解決するためには、私達各人のライフスタイルの変革とともに、経済や社会システムの変革が必要であり、そのためにはあらゆる人達が環境保全への取り組みに参加することが必要です。
それには、県民一人ひとりが人間と環境とのかかわりについて関心をもち、環境問題を解決するための知識や技能を身につけ、環境に配慮した積極的な行動を取るための環境教育が必要となってきます。
環境教育を推進するためには、家庭や地域における取り組みが重要なことはもちろんですが、学校における子ども達の環境教育も、将来に向けてさらに大きな成果をあげることができるものと期待されています。
(財)千葉県環境財団は市民向けの環境の保全啓発および環境教育の推進も支援していますが、このたび学校における参加体験型の環境教育の実践事例を集め、発行することといたしました。この資料を学校において十分に御活用いただき、未来を創造する子どもたちがライフスタイルや経済・社会システムの変革の担い手となるよう御指導いただければ幸いです。
おわりに、千葉県環境部、千葉県教育庁および千葉県環境教育研究会の御尽力をいただき本資料を作成することができましたことに厚く御礼申し上げ、御挨拶といたします。
財団法人 千葉県環境財団
理事長 松鵜靖
目次へ 次ページ
|

|